旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

気まま旅のスケッチ14・・・カルガリー(後編)

カルガリータワーとカナダ・デー カルガリー中心部は、小じんまりとした街ですが、郊外には、住宅地や工場・大学などが広がり、市域は広範囲に及びます。フリーウエイは、カリフォルニアと同じく、いつも混雑しています。 そんなカナダ西部の街を、カルガリ…

気まま旅のスケッチ13・・・カルガリー(前編)

カナダ・デーのカルガリー バンクーバーから1時間ほどのフライトで、ロッキーマウンテンの山裾の街、カルガリーへ。遠くに広がる山並みを望む平地には、ビルが林立する都会が姿を現します。 かつて、冬季オリンピックが開催されたカルガリーは、雪と氷のイメ…

気まま旅のスケッチ12・・・バンクーバー(後編)

バンクーバーの街と人 バンクーバーは見どころが満載です。とても1日では回り切れない広さですが、スカイトレインとバスを駆使して、街の中を巡り歩きました。 途中、ウオーターフロント駅で、スカイトレインの路線が分からず迷っていると、「お困りですか?…

気まま旅のスケッチ11・・・バンクーバー(前編)

カナダ西部へ 今回から5回にわたって、カナダの気まま旅のスケッチをお届けします。 この夏*1、短期滞在していたカリフォルニア州アラメダから、飛行機でわずか2時間、カナダ西海岸の大都市バンクーバーへ。そして、カナディアンロッキーを望む街カルガリー…

歩き旅のスケッチ12・・・中山道、塩尻峠と和田峠(後編)

笠取峠と芦田宿 和田峠を下りると、信濃路の後半に入ります。信州の山並みを望みながら、長久保宿へ、そして、今度は笠取峠です。この峠の向こうには、立科町にある、26番芦田宿。千曲川に沿った盆地が広がります。 今回の行程は、塩尻駅から2泊3日、芦…

歩き旅のスケッチ11・・・中山道、塩尻峠と和田峠(中編)

和田峠に挑戦 信濃の国の中山道は、塩尻から諏訪湖の北岸を横切り、霧ケ峰、美ヶ原といった山並みの間を乗り越えて、浅間山の麓、軽井沢に至る険しい道のりです。 この山並みの難関が下諏訪宿ー和田宿間の和田峠。中山道最大の難所とも言われる峠です。 今で…

歩き旅のスケッチ10・・・中山道、塩尻峠と和田峠(前編)

峠越え 中山道最大の難所は、和田峠と言われています。この峠は、崖地や急な斜面が続くうえ、下諏訪宿から和田宿まで、宿場間の距離が23Kmに及ぶ長丁場。塩尻峠を越えたと思えば再び急峻な山道です。連続する峠越えは本当に厳しい道のりでした。 また、和田…

歩き旅のスケッチ9・・・中山道、奈良井宿から塩尻へ

木曽路から信濃路へ 鳥居峠で木曽川と別れ、奈良井宿から先は、奈良井川に沿って進みます。川の流れる方向は、今までと正反対、進行方向と同じです。 奈良井宿の次の宿場、贄川宿を過ぎると、中山道は木曽路を抜けて信濃の国に。次第に山が開け、塩尻の町が…

歩き旅のスケッチ8・・・中山道、鳥居峠と奈良井宿

鳥居峠から奈良井宿へ 木曽路は、全体として山の中を縫うように延びています。ところが、その大半は山あいの川伝いの道であり、急峻な起伏はそれほど多くありません。島崎藤村の「夜明け前」の冒頭でも、「木曽路はすべて山の中である。」に続く文章は、「あ…

歩き旅のスケッチ7・・・中山道、福島宿から藪原宿へ

木曽川最上流へ 木曽路は美濃と接する山の中から始まり、木曽川の岸に沿って上流に向かいます。そして、藪原宿に迫る鳥居峠が分水嶺。今回は、木曽川最上流の宿場を目指します。 福島宿 木曽福島駅を出て右方向に坂道を下っていくと、福島宿に入ります。途中…

歩き旅のスケッチ6・・・中山道、三留野宿から福島宿へ(後編)

寝覚の床から木曽福島へ 中山道は木曽川伝いに、上流へ上流へと向かっていきます。寝覚の床から上松宿を経て、御嶽山木曽本宮を望みつつ木曽の中心、木曽福島へ。 この間、木曽川は徐々に川幅を狭めますが、源流まではまだ遠い道のりです。 寝覚の床 寝覚の…

歩き旅のスケッチ5・・・中山道、三留野宿から福島宿へ(前編)

南木曽駅から 落合の石畳を経て、新茶屋にある木曽路の入口を通過したら、宿場町としてあまりにも有名な、馬籠宿です。そして、馬籠峠の険しい山道を越えると妻籠宿。この間は、たくさんの観光客が歴史ある街道の雰囲気を楽しんでいます。 妻籠宿を過ぎると…

歩き旅のスケッチ4・・・中山道、大井宿から木曽路へ

美濃路から木曽路へ 中山道という言葉を聞いて、すぐに思い浮かぶのは木曽路です。馬籠宿(まごめじゅく)や妻籠宿(つまごじゅく)は余りにも有名ですし、島崎藤村の「夜明け前」は、木曽路への魅力をいざないます。 木曽路への想いに急かされて、前回、4…

歩き旅のスケッチ3・・・中山道、御嵩宿から大井宿へ(後編)

細久手宿から大井宿へ 細久手宿(ほそくてじゅく)の大黒屋は、往時の旅籠の面影が色濃く残る宿でした。夏の朝早く、この宿を後にして、美濃路の山中を47番大湫宿(おおくてじゅく)を目指して進みます。延々と連なる峠道、恵那市の中心地に控える46番大…

歩き旅のスケッチ2・・・中山道、御嶽宿から大井宿へ(前編)

美濃路の難所 近江から美濃に続く中山道は、それほど旅人を悩ます所はありません。幾つかの丘や小さな峠、木曽川の横断があるものの、おおむね平地を淡々と進んでいきます。そして、いよいよ49番御嶽宿(みたけじゅく)。ここから先に、江戸を目指す旅人に…