旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

歩き旅のスケッチ[東海道]49・・・掛川宿と掛川城

掛川市 袋井の次の宿場は、26番掛川宿。掛川には、東海道新幹線の駅もあり、遠州東部の中心です。 掛川は、また、城下町としても有名で、街の中には雅な姿の天守閣がそびえます。東海道は、城下の中を東西に横断し、東に向かうと、次第に牧之原台地が近づ…

歩き旅のスケッチ[東海道]48・・・掛川宿へ

歴史道 袋井の次の宿場は、26番掛川宿。袋井宿を出てからは、しばらくは市街地の道ですが、その後、掛川までの道筋は、歴史の香りが漂います。 松の並木がところどころに見受けられ、街道は、緩やかな曲線を保ちます。落ち着いた空気が漂う沿道は、歴史の…

歩き旅のスケッチ[東海道]47・・・袋井宿から掛川へ

遠州の道 浜名湖を過ぎた後、東海道は次第に太平洋から遠ざかり、なだらかな台地状の平地の中を一路東へと向かいます。その先は、次第に丘陵地が近づいて、視界は遠方の木々の緑を捉えます。 前面に立ちはだかるのは、遠江の東に広がる、牧之原台地と呼ばれ…

歩き旅のスケッチ[東海道]46・・・見付宿から袋井宿へ

東海道の真ん中へ 江戸日本橋と京都三条大橋を結ぶ東海道。この街道の中間地点は、天竜川の右岸にある、浜松の中野町だと言われています。*1実際に、中野町に掲げられた案内には、東海道中膝栗毛の記載を受けて、「江戸へも60里、京へも60里」のところと…

歩き旅のスケッチ[東海道]45・・・見付宿へ

磐田の街と見付宿 磐田市は、元々国府が置かれ、遠江の国の中心地だったところです。今も、府八幡宮が街道沿いに姿を留め、遠江国分寺跡や数々の史跡が残ります。この磐田市にある見付の宿場は、古くから、東西をつなぐ街道の要衝地。江戸期には、東海道が公…

歩き旅のスケッチ[東海道]44・・・天竜川から磐田市へ

磐田の街 浜松市の東隣は、天竜川の東に位置する磐田市(いわたし)です。それほど有名な街ではないものの、サッカーのジュビロ磐田の本拠地として、知る人ぞ知る、サッカーの街でもあるのです。 この磐田市は、その昔、国分寺が置かれていて、遠江の国の中…

歩き旅のスケッチ[東海道]43・・・天竜川へ

川越えの街道 浜松の宿場から先の街道は、幾つもの河川を越えて、箱根の峠を目指します。この先の川越しで、最初の難関とされていたのが、天竜川。浜松市と磐田市の間を流れ、遠州の平野を二分する河川です。 天竜川は、信州の諏訪湖をその源流として、伊那…

歩き旅のスケッチ[東海道]42・・・浜松宿

遠州の府 浜松市は、静岡市と並ぶ静岡県の大都市です。県庁は静岡市にありますが、人口では浜松市が勝ります。この人口順序は、昔から同じような状況で、浜松市の優位は変わりません。 遠州灘を前にして中田島の砂丘が広がる浜松は、徳川家康と武田信玄の戦…