旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

歩き旅のスケッチ[東海道]106・・・神奈川宿と歴史の道

歴史の道 神奈川宿は、江戸日本橋から3番目の宿場町。距離にして、およそ28Kmの地点にあたります。早朝に江戸を発った旅人は、昼過ぎから夕刻までには、この宿場に到着し、茶店などで、一息ついたのかも知れません。都から江戸に向かう場合には、あと一息…

歩き旅のスケッチ[東海道]105・・・保土ヶ谷宿から神奈川宿へ

横浜へ 保土ヶ谷の次の宿場は、3番目の神奈川宿。いよいよ、横浜の中心地に近づきます。藤沢からここまでは、三浦半島の付け根に広がる丘陵地帯を通過するため、海からは遠ざかっていた東海道。横浜で、再び、海岸線に近づきます。 その昔、街道は、神奈川…

歩き旅のスケッチ[東海道]104・・・権太坂と保土ヶ谷宿

難所の道 権太坂から保土ヶ谷宿に向かう街道は、上り坂は少なくて、下りの道が中心です。これまで、品濃坂や焼餅坂など、幾つかの坂道を越えてきたため、権太坂の入口では、既に、そこそこの標高に到達しているのです。厳しい坂だと、覚悟していた権太坂。東…

歩き旅のスケッチ[東海道]103・・・武蔵の国へ

国境 相模の国と武蔵の国の境界は、焼餅坂(やきもちざか)を上り切り、有名な権太坂(ごんたざか)に向かう位置。境木(さかいぎ)と呼ばれるこの場所は、京からは、最終の国越えの地点です。一方で、江戸から西に向かう場合は、初めての国境。どちらであっ…

歩き旅のスケッチ[東海道]102・・・戸塚宿から東戸塚へ

武蔵の国へ 相模の国の戸塚宿。次の宿場の保土ヶ谷宿に向かう途中で、街道は、武蔵の国に入ります。戸塚の道は、しばらくは平坦ですが、やがて国境に近づくと、再び丘越えの道に変わります。 繰り返す起伏の道は、次第に、横浜の神奈川宿に近づいて、旅人を…

歩き旅のスケッチ[東海道]101・・・戸塚宿へ

国道と街道 藤沢宿を後にした街道は、上り下りを繰り返す、丘陵地の道に入ります。現在の道筋は、概ね国道1号線に沿った道。交通量が激しくて、往時を偲ぶことはできません。 遊行寺の坂を上った先は、もう、横浜市戸塚区です。複雑な地形を呈する横浜の街…

歩き旅のスケッチ[東海道]100・・・藤沢宿と遊行寺

藤沢あたり 藤沢は、平塚や茅ケ崎と同様に、湘南海岸に面する街の一つです。有名な江の島は、藤沢市の領域にあり、その先の海岸線は、鎌倉、逗子、葉山など、よく知られた地名が続きます。 鎌倉の海辺に広がる、七里ケ浜の海岸線。水辺伝いに線路をつなぐ江…

歩き旅のスケッチ[東海道]99・・・茅ケ崎から藤沢宿へ

茅ケ崎 茅ヶ崎(ちがさき)は、湘南海岸を代表する都市として有名です。サーフィンのメッカとして、また、オシャレな海岸の街として、多くの人が集います。 この茅ヶ崎の海岸線から、1Kmほど内陸側に、JR東海道本線が軌道を延ばし、そのさらに内側に、国道…