旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

歩き旅のスケッチ28・・・中山道、追分宿から軽井沢宿へ

信濃路の最終章 追分宿を出ると、浅間山が大きくその姿を現します。街道は、そのすそ野を東へと延び、碓氷峠(うすいとうげ)に向かいます。峠に向かう山道の入口が軽井沢の宿場町。今では、旧軽井沢の銀座通りとして、若者や観光客で大賑わいです。 有名人…

歩き旅のスケッチ27・・・中山道、塩名田宿から追分宿へ(後編)

上り坂が続く中山道 塩名田宿あたりから、少しずつ上り坂となってきた街道は、小田井宿から先、次第に勾配を増していきます。どこまでも続く坂道は、体力を消耗させ、気力を萎えさせます。 延々と続く急な坂道。その先にある追分宿を目指します。 21番小田…

歩き旅のスケッチ26・・・中山道、塩名田宿から追分宿へ(前編)

佐久盆地から西軽井沢へ 千曲川に隣接する塩名田宿を過ぎると、小高く、なだらかな傾斜の佐久盆地が広がります。視界が開け、遠くには、雪雲がかかる山並みも望めます。 冷たい空気が心地よい初冬の信濃路。街道は、次第に標高を上げていき、西軽井沢の住宅…

歩き旅のスケッチ25・・・中山道、芦田宿から塩名田宿へ(後編)

八幡宿と塩名田宿 信州の心地よい空気を感じながら、中山道の歩みをつづけます。瓜生坂を越えてから、比較的なだらかな道が続く千曲川までの道のりは、街道自体はそれほど趣はありません。 遠くに山並みを望み、のどかに佇む集落をつなぐ中山道。信州と関東…

歩き旅のスケッチ24・・・中山道、芦田宿から塩名田宿へ(前編)

中山道の最終章 今回から、再び「歩き旅のスケッチ、中山道」です。 このシリーズの第1章は、美濃路の難所に向かう49番御嵩宿から、今回の最初の宿場、26番芦田宿まで。峠越えを繰り返しながらも、往時の中山道を楽しむことが出来ました。 続く第2章は…

気まま旅のスケッチ21・・・テオティワカン遺跡(後編)

ピラミッドの古代遺跡 現在公開されているテオティワカン遺跡は、幅数百メートル、長さ2Kmほどの広大な空間です。この北の端の中央に、月のピラミッドが構え、その正面から南に向けて、”死者の道”と呼ばれる、広々とした道路が真っ直ぐに遺跡を貫通していま…

気まま旅のスケッチ20・・・テオティワカン遺跡(前編)

古代都市へ メキシコは、古代文明が息づいた国でもあります。エジプトのピラミッドは余りにも有名ですが、メキシコにも数多くのピラミッドが存在していることは、テレビなどでもよく紹介されています。 メキシコ・シティーの大都会近くに残る、テオティワカ…

気まま旅のスケッチ19・・・メキシコ・シティー(後編)

エネルギー溢れる首都の街 メキシコ・シティーでは、もう1か所、ぜひとも訪れたいところがありました。セントロと呼ばれる街の中心部で、そこにはソカロ(広場)を中心に様々な歴史的建造物が林立しています。 この辺りは、今から600年ほど昔、アステカ帝国…

気まま旅のスケッチ18・・・メキシコ・シティー(中編)

記念像の街 メキシコの街には、歴史上活躍された人物の記念像が、至る所に配置されています。古代からの歴史を刻み、近世は、植民地からの独立やアメリカとの戦いなど、激動の中を歩んできたこの国にとって、時の指導者の存在は絶大だったことでしょう。 多…

気まま旅のスケッチ17・・・メキシコ・シティー(前編)

メキシコ・シティーとその近郊 この夏*1、アメリカのサンフランシスコ近郊にあるアラメダに短期滞在し、そこを拠点にメキシコへと向かったことは、「気まま旅のスケッチ」で紹介した通りです。 メキシコは、コロニアル都市の印象が圧倒的。その理由から、何…

歩き旅のスケッチ23・・・中山道、各務原から御嶽宿へ(後編)

木曽川を越え御嵩へ 中山道は、木曽川の流れに逆らうように、山の方へと向かって行きます。これまで、揖斐川と長良川を渡ってきましたが、太田宿を出ると木曽川の横断です。これで、木曽三川を渡り切り、美濃の奥へと進みます。 今回目指すところは、美濃路…