旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

歩き旅のスケッチ[東海道]20・・・桑名宿と七里の渡し

宿場町・湊町・城下町 桑名の街は、古くから交通の要衝であったため、まずは宿場町として発展したのだと思います。そして、この街は、東国へとつなぐ渡船の湊が設置され、湊町としても賑わいをみせました。 さらに、江戸期になると、桑名城の城下町としても…

歩き旅のスケッチ[東海道]19・・・四日市宿から桑名宿へ(後編)

桑名へ 四日市市を過ぎた後、街道は、朝日町(あさひちょう)という小さな町を通り過ぎ、桑名市へと入ります。この辺り、鉄道は、JR関西本線と近鉄名古屋線などが往来し、道路も、東名阪自動車道路や伊勢湾岸道路などが交差していて、交通の便は良好です。 …

歩き旅のスケッチ[東海道]18・・・四日市宿から桑名宿へ(前編)

伊勢路の長丁場 四日市の次の宿場は桑名宿。2つの宿場の間隔は、3里を越える長丁場です。かつては、桑名に着いたその先は、船の渡しが中心でした。船に乗れば、疲れた足を休めることができるため、長丁場であったとしても、旅人の心は弾んでいたかも知れま…

歩き旅のスケッチ[東海道]17・・・日永の追分から四日市宿へ

追分 追分(おいわけ)は、街道が分岐するところではありますが、裏を返すと、2つの街道が交わる場所でもあるのです。東海道と伊勢街道がひとつに交わる、四日市市の日永の追分。かつては、伊勢参りの旅人と東海道を往来する人馬などで、たいそう賑わってい…

歩き旅のスケッチ[東海道]16・・・日永の追分へ

四日市へ 石薬師の宿場を過ぎると、まもなく四日市市に入ります。鈴鹿峠を越えた後、鈴鹿川の流れと共に歩きつないだ街道も、この辺りで鈴鹿川とはお別れです。これまでの、のどかな農地や落ち着いた集落の先には、伊勢湾沿いの工業の街が近づきます。 石薬…

歩き旅のスケッチ[東海道]15・・・庄野宿から石薬師宿へ

鈴鹿市の2宿 庄野宿とそれに続く石薬師宿は、伊勢の国、鈴鹿市にある宿場です。いずれの宿場も、国道1号線のすぐ傍にあるために、機会があれば、気軽に立ち寄ることが可能です。 かつては賑わっていたであろう2つの宿場。今はひっそりと佇む感じの町並み…

歩き旅のスケッチ[東海道]14・・・亀山宿から庄野宿へ

鈴鹿市へ 亀山市の東隣は鈴鹿市です。鈴鹿峠を越えた後、48番坂下宿から関宿へ、そして、亀山宿までが亀山市。続く、45番庄野宿とその先の石薬師宿の2つの宿場が鈴鹿市です。 鈴鹿市の中心部は、伊勢湾へと流れを運ぶ鈴鹿川の南側。一方の、東海道は鈴…