旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

歩き旅のスケッチ[東海道]36・・・吉田宿から二川宿へ

三河の国の最後の宿場 いよいよ、三河の国の最終章。豊橋市にある2つの宿場、吉田宿と二川宿を訪ねます。 近江の国の草津宿から出発して、伊勢、尾張へとつなぎ歩いて、三河の国へ。そして、愛知県の最東端の豊橋です。静岡の遠江の国を目前にして、三河最…

歩き旅のスケッチ[東海道]35・・・吉田宿へ

豊橋平野 街道は、御油の宿場を出た後は、豊橋の平野の道を一路南東に向かいます。次の宿場の吉田宿は、豊橋市の市街地にある宿場です。元は、城下町として発展し、東西の往き来の中で、街道や宿場町が形づくられたのだと思います。 三河の国も、いよいよ終…

歩き旅のスケッチ[東海道]34・・・御油宿と姫街道

松並木から豊橋の街へ 街道は、山間の道を通り抜け、次第に平地へと向かいます。辺りの景色も変化して、徐々に市街地の空気を感じる街並みへ。 赤坂の次の宿場の御油宿は、東海道の脇街道として有名な、姫街道との分岐です。東海道と姫街道。何れの道を選ぶ…

歩き旅のスケッチ[東海道]33・・・本宿から赤坂宿と御油宿へ

豊橋の平野へ 間の宿(あいのしゅく)の本宿(もとじゅく)と、36番赤坂宿、35番御油宿は、山地を通る街道にある宿場です。この区間の街道は、一部を除いて、かつての道筋が良く残り、山間の景色を楽しみながら歩けます。 街道筋が保存された理由として…

歩き旅のスケッチ[東海道]32・・・藤川宿から間の宿の本宿へ

三河の山地越え 街道は、しばらくの間、小高く広がる山間の道に入ります。この山地、愛知県の北部から、三河湾の蒲郡(がまごおり)にかけて連なるため、豊橋に向かうには、この山間を通り抜けなければなりません。 久々の山間の道と、ひっそりと佇む、間の…

歩き旅のスケッチ[東海道]31・・・岡崎宿から藤川宿へ

三河の街道 三河の国の2つの都市、岡崎市と豊橋市の間には、三河の山地が横たわります。境川を越えてから、三河の国の街道は、比較的平坦な道でした。見晴らしも良く、平地が広がる地形の中を、街道は一筋の流れをつくります。 岡崎の宿場を後にして、まだ…

歩き旅のスケッチ[東海道]30・・・岡崎宿

二十七曲がりの町 岡崎は、徳川家康の本拠地とも言える場所。岡崎城が優雅に構え、その周りを城下町が取り巻きます。 街道は、城下では、右に左に複雑に屈曲を重ねます。この折れ曲がった道筋は、二十七曲がりと名付けられ、岡崎の代名詞でもあるようです。…

歩き旅のスケッチ[東海道]29・・・岡崎宿へ

安城市 知立市から岡崎の宿場に向かう時、街道は、安城市の北部を通ります。この道中には、今も多くの区間に松並木が残されて、風情を感じるところです。 安城市は、かつては農業が盛んだったようですが、今では、たくさんの工場も見られます。東海道新幹線…