旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

歩き旅のスケッチ[日光道中]33・・・今市宿へ

今市 平成の合併で、日光市となった今市(いまいち)の町。元は、今市市として、単独の市政が敷かれていたところです。この今市は、日光への玄関口とも言える場所。日光西街道(”日光裏街道”とも呼ばれています。また、途中から”日光例幣使街道”が合流してい…

歩き旅のスケッチ[日光道中]32・・・大沢宿へ

杉並木 大沢の宿場に近づくと、街道の様子は随分と変わります。有名な、日光の杉並木。これまでも、断続的に続いてはいましたが、それは例えば、東海道の松並木と同様の、街道際に一列に並ぶ並木です。 ところが、この辺りから、並木の姿は一変します。それ…

歩き旅のスケッチ[日光道中]31・・・上徳次郎宿から大沢宿へ

堤の並木道 上徳次郎の宿場の先は、再び、並木が植わる堤の歩道を歩きます。本来の街道は、堤の下を走っている、国道119号線であったはず。かつては、左右の並木に覆われて、その中を人や馬が往来していたのでしょう。 今は、その道は、自動車が勢いよく…

歩き旅のスケッチ[日光道中]30・・・徳次郎宿

3つの宿場 宇都宮の宿場に続く徳次郎宿(とくじらじゅく)。ここには、下・中・上の3つの宿場町がありました。それぞれの宿場町は、ある程度、独立していたようですが、互いに補完し、協力し合う関係だったのだと思います。甲州道中の宿場町で見られたよう…

歩き旅のスケッチ[日光道中]29・・・徳次郎宿へ

徳次郎(とくじら) 宇都宮の次の宿場は徳次郎宿(とくじらじゅく)。宇都宮の市街地から、丘陵地の中へと進み、小高い山並みの中の谷あいに、この宿場町は位置しています。 「徳次郎」という字を見れば、誰が読んでも”とくじろう”。ところが、この地は、”と…

歩き旅のスケッチ[日光道中]28・・・宇都宮宿から並木の道へ

丘陵地へ 江戸日本橋から、概ね、北に向かった街道は、宇都宮から、やや西寄りに進路を変えて、日光を目指します。この先の道筋は、次第に丘陵地の方向へ。そして、小高い山の隙間を縫うように進みます。 広葉樹の木々の葉は、鮮やかな色彩を放ちながらも、…

歩き旅のスケッチ[日光道中]27・・・宇都宮宿へ

二荒山神社 日光を目指す街道は、宇都宮の宿場町で、奥州道中と分かれます。私たちは、追分を北へと進み、少しずつ西寄りに進路を変えて日光へ。一方の奥州道中の道筋は、追分を東に進み、その後、北方向に舵を切り、福島の白河へと向かうのです。 主要な街…