旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

歩き旅のスケッチ37・・・中山道、鴻巣宿から東京へ

埼玉から東京へ 中山道は、鴻巣宿を過ぎた後、上尾、大宮、浦和という、埼玉県の中心部に向かいます。駅近くには、マンションやビルが立ち並び、近代的に整備された街並みが続きます。大型の商業施設や、公共的な施設なども目立ってくると、人の往来も頻繁で…

歩き旅のスケッチ36・・・中山道、深谷宿から鴻巣宿へ

利根川から荒川へ 埼玉の中山道は、利根川の河川敷近くを通過して、その後、荒川に出会います。熊谷宿から鴻巣宿(こうのすじゅく)までの間が、この荒川に最接近する区間です。後に、蕨宿(わらびじゅく)を出た後に、埼玉県戸田市から東京都北区に向けて、…

歩き旅のスケッチ35・・・中山道、本庄宿から深谷宿へ

関東平野を下る 利根川の河川伝いに広がる畑地を縫って、街道は続きます。本庄宿は、中山道の10番目の宿場町。いよいよ、残す宿場の数は一桁です。 埼玉の街道は、県内を横断するように延びていて、長丁場。変化に富んだ景色を楽しみながら、また、徐々に…

歩き旅のスケッチ34・・・中山道、倉賀野宿から本庄宿へ(後編)

武州の街道 街道は、いよいよ武蔵の国に入ります。これまで、幾つもの国を歩きつないで、最後が武州。埼玉県の上里町(かみさとまち)から、ほぼ、高崎線の沿線に沿って東京方面に向かいます。 道は、ところどころで、のどかな河畔沿いの農地を縫うように進…

歩き旅のスケッチ33・・・中山道、倉賀野宿から本庄宿へ(前編)

上州から武州へ 群馬の街道は、碓氷峠から始まって、山間の道を潜り抜け、関東平野に入っていきます。道筋は、碓氷川の流れに沿って下り続けて、高崎からは、烏川とともに下流に向かいます。 やがて視界はさらに広がり、街の様子も、住宅地と畑地を繰り返し…

歩き旅のスケッチ32・・・中山道、高崎宿から倉賀野宿へ

高崎宿と高崎の街 高崎市は、群馬県北西部に位置する中核都市。軽井沢方面に向かう信越本線*1と、水上や新潟の湯沢方面に向かう上越線が合流する都市です。東京方面にも、高崎線などの路線が集まり、関東の北の玄関口の様相です。 中山道は、この高崎の市街…

歩き旅のスケッチ31・・・中山道、安中宿から高崎宿へ

碓氷川を下り高崎へ 碓氷峠に水源を持つ碓氷川。奥深い渓谷は妙義山の麓を流れ、次第に川幅を広げていきます。中山道は、上州に入ると、この碓氷川と肩を並べるように江戸方面に向かっていきます。 背後には、浅間山や妙義山が次第に小さく遠ざかり、前方は…

歩き旅のスケッチ30・・・中山道、横川から安中宿へ

妙義山から関東平野へ JR信越本線の終着駅、横川駅から、高崎方面に向かいます。背後には碓氷峠、左右は、急峻な山に挟まれた谷状の道。右手後方は、岩が切り立ったような、特徴ある姿の妙義山です。前方だけが、僅かに空が開け、関東平野へと誘います。 …

歩き旅のスケッチ29・・・中山道、碓氷峠と上州路

峠を越えて上州へ 軽井沢の賑わいを後にして、一路山道に向かいます。中山道の最後の難所、碓氷峠を越えると、上州です。 峠から先は、基本的には下り坂。関東平野の奥深く、坂本の宿場に下り立つと、あと一息で江戸日本橋。ようやくゴールが視野に入ってき…