旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

歩き旅のスケッチ[中山道総集編]7・・・峠道(中編)

木曽路へ 美濃路の後半は、厳しい峠道が続きます。そして、さらにその先は、「すべて山の中である」と語られる、木曽路です。 峠道は、険しい道ではあるものの、それぞれに趣がある山道です。往時の街道の面影が良く残り、中山道の醍醐味が味わえるところで…

歩き旅のスケッチ[中山道総集編]6・・・峠道(前編)

中山道の峠道(とうげみち) 中山道は、近江から美濃へと入り、木曽、信州を経て上州に向かいます。都を発って、美濃路の御嶽宿辺りまでは、平坦な道が多いものの、そこから先は、山道が中心です。ひとつひとつ、峠道を踏み越えて、進まなければなりません。…

歩き旅のスケッチ[中山道総集編]5・・・宿場町(後編)

様々な風景 中山道69次は、時代の変遷を経る中で、様々にその姿を変えながら、今日を迎えています。その中でも、往時の姿をよく残す宿場もあれば、新しい町に生まれ変わった宿場など、それこそ、千差万別です。 過去2回にわたって紹介してきたところは、…

歩き旅のスケッチ[中山道総集編]4・・・宿場町(中編)

風情が残る宿場町 中山道69次の宿場町の筆頭は、前回紹介した、妻籠宿と奈良井宿。宿場全体が、往時の姿をよく残し、江戸時代の光景を存分に味わえます。 次に紹介したいのは、これら2つの宿場に続く、風情が残る宿場町。再生され、修復された建物が、数…

歩き旅のスケッチ[中山道総集編]3・・・宿場町(前編)

中山道の宿場町 中山道は、69か所の宿場町をつなぐ街道です。その内、大津宿と草津宿は、東海道と重なるため、実質は、67宿。東海道53次と比較して、多くの宿場を擁しています。 宿場町の役割は、街道を往き来する人たちの宿泊地。それと同時に、荷物…

歩き旅のスケッチ[中山道総集編]2・・・馬籠と妻籠(後編)

峠道 馬籠と妻籠は、木曽路を代表する宿場町。そして、2つの宿場を結ぶ峠道は、かつての街道の風情を、色濃く残す区間です。 この趣き深い道筋は、海外の人達にも大人気。トレッキングの気分で、多くの人が訪れます。 馬籠峠へ 馬籠宿の展望台を後にして、…

歩き旅のスケッチ[中山道総集編]1・・・馬籠と妻籠(前編)

今回から、「歩き旅のスケッチ」に戻ります。これまで、38回にわたって紹介してきた中山道の街道歩き。その中で、唯一触れることのなかった、馬籠(まごめ)と妻籠(つまご)。中山道の最も人気の区間は、やはり、外すことはできません。総集編の出始めに…