旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

歩き旅のスケッチ22・・・中山道、各務原から御嶽宿へ(前編)

木曽川を上る 中山道の美濃路は、いよいよ濃尾平野から離れ、美濃の山へと向かいます。これまでの平地の道とは趣を異にして、迫りくる山並みと木曽川の豊かな流れを感じながらの、変化に富んだ街道です。 今回の行程は、「歩き旅のスケッチ2」から書き進め…

歩き旅のスケッチ21・・・中山道、東赤坂から各務原へ(後編)

加納宿から各務原へ 中山道は、河渡(ごうど)の宿場を越えると、木曽三川の2つ目の川、長良川を渡ります。そして、岐阜の城下から少し離れた加納宿を通過して、犬山城を望む鵜沼(うぬま)の宿場へ。 加納宿から鵜沼宿は17Kmの長丁場。今回は、途中の各務…

歩き旅のスケッチ20・・・中山道、東赤坂から各務原へ(前編)

揖斐川・長良川を越え岐阜へ 濃尾平野を東に進み、木曽三川(きそさんせん)のうちの2つの川、揖斐川と長良川を渡ります。その先は、織田信長が天下取りの夢を抱いた岐阜の街。 中山道からは、遥か北の方角にそびえる金華山。その頂上には、小さく見える岐…

歩き旅のスケッチ19・・・中山道、関ヶ原宿から赤坂宿へ

美濃の平野 天下分け目の合戦が繰り広げられた関ヶ原を後にして、濃尾平野の北西の縁に沿った街道を進みます。 ここからしばらくは、見通しの良い平地歩き。中山道の道筋はどのような様子になっていくのでしょうか。 関ヶ原宿を後にして 関ヶ原は、基本的に…

歩き旅のスケッチ18・・・中山道、今須宿から関ヶ原宿へ

要衝の地を歩く 関ヶ原と言えば、天下分け目の合戦が繰り広げられたところです。この辺りは、北から伊吹の山並みが迫り、南からは鈴鹿山系が延びていて、その隙間を通り抜けるように、中山道が通過しています。 地理的にも、日本の東西を区切る場所。砂時計…

歩き旅のスケッチ17・・・中山道、柏原宿から美濃路へ

近江路を越え、美濃へ 中山道の近江路と美濃路の境は、はっきりとしていないのかも知れません。ある書物によると、岐阜県の今須宿までが近江路で、関ヶ原宿から美濃路に区分されています。これは、今須宿と関ヶ原宿の間にある、不破関(ふわのせき)辺りを境…

歩き旅のスケッチ16・・・中山道、番場宿から醒井宿へ

見どころ満載の醒井宿 中山道の最大の魅力は木曽路にある、と思っています。妻籠宿と奈良井宿は、まるで江戸時代にタイムスリップしたような町。宿場全体がよく保存整備されています。また、馬籠宿も、観光地化が進んではいるものの、島崎藤村の「夜明け前」…

歩き旅のスケッチ15・・・中山道、高宮宿から番場宿へ

近江路の転換点 京の都を発ち、逢坂山の峠を下ると琵琶湖を望む近江路に入ります。その後、瀬田の唐橋で再び琵琶湖を見届けた後は、中山道は、湖と少し距離を置いて北上します。 そして、次に琵琶湖を望めるのは、鳥居本宿を過ぎた後、摺針峠(するはりとう…

歩き旅のスケッチ14・・・中山道、武佐宿から高宮宿へ

近江商人のふるさと 近江出身の商人が、全国で活躍したことはよく耳にします。実際には、広く滋賀県出身の商人のことを指すようですが、特に中山道近江路の中央部は、近江商人のふるさととして有名です。 今回は、近江八幡市の武佐宿から愛知川宿です。道中…

歩き旅のスケッチ13・・・中山道、草津宿から武佐宿へ

草津宿からの近江路 今回から、再び中山道の歩き旅です。先ずは、近江路から。 「歩き旅のスケッチ1」、で紹介したように、近江の草津宿は、中山道と東海道の結節点です。二つの街道が合流するT字路には、石碑が建てられ、「右、東海道 左、中山道」の案内…

気まま旅のスケッチ16・・ロッキーマウンテン(後編)

ロッキーマウンテンを後に ロッキーマウンテンは、カナダからアメリカに連なる大山脈です。私たちが訪れたのは、この山脈のほんの一部分。雄大な自然に畏れるばかりです。 カナダ最後のシリーズは、山中に広がるアメリカ国境に近い盆地の町、クランブルック…

気まま旅のスケッチ15・・・ロッキーマウンテン(前編)

ロッキーマウンテンへのドライブ カルガリーの東に連なるロッキーの山々。夏の季節には、たくさんの人々が訪れるカナダ有数の観光地です。そこには、バンフ国立公園をはじめとして、幾つもの国立公園があり、残雪の山や高地に潜む湖など、大自然の景観を堪能…