旅素描~たびのスケッチ

気ままな旅のブログです。目に写る風景や歴史の跡を描ければと思います。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

出会い旅のスケッチ8・・・ジャック・ロンドン

ジャックロンドンの故郷 映画「野生の呼び声」が公開されました。この映画の原作者は、アメリカの作家、ジャック・ロンドン。20世紀の初頭に出版された、同名の小説の映画化です。 ジャック・ロンドンの故郷は、サンフランシスコ近郊の都市、オークランド。…

出会い旅のスケッチ7・・・リルーエットからバンクーバーへ

リルーエットを後に リルーエットでは、念願のミヤザキ・ハウスを訪れることができました。そして、地域の人達が、ドクター・ミヤザキに寄せる思いも、感じとることができました。 ドクター・ミヤザキの功績を後世に伝えるために、この施設は、これからも大…

出会い旅のスケッチ6・・・ドクター・ミヤザキ(後編)

出会いの後 カナダの奥深い山間の町に、今も残る、ミヤザキ・ハウス。地域の人々に愛され、親しまれてきたドクター・ミヤザキの足跡が、末永く後世に引き継がれていくことを願います。 それと同時に、遠い昔に海を渡り、想像もできない困難の中で生き抜かれ…

出会い旅のスケッチ5・・・ドクター・ミヤザキ(中編)

リルーエットにて バンクーバーから、およそ250Km。深い山の中に佇む小さな町、リルーエット。フレーザー川と、針葉樹が広がる山々の恵みを受けて、今も人々の息吹が広がります。 「私は、この町が大好きです」と、笑顔で話してくれたのは、町中のモーテルで…

出会い旅のスケッチ4・・・ドクター・ミヤザキ(前編)

リルーエットの風景 昨年6月*1、バンクーバーを訪れたとき、必ず行ってみたいところがありました。その土地の名前は、リルーエット。バンクーバーの北東に位置し、深い山間に佇む小さな町です。 この町は、20世紀の前半、苦学してカナダで医師となった、宮崎…

出会い旅のスケッチ3・・・小説「石狩川」の風景

トウベツへの想い 学生の頃、「石狩川」 という小説があることは、何かで学んだ気がします。それでも、これまで、その小説に出会ったことはなく、私の記憶からは、はるか彼方に消え去っていました。 ところが昨年の夏、ふとしたことで、この小説に出会うこと…

出会い旅のスケッチ2・・・網走オホーツク(後編)

オホーツク文化 これまで、北海道の歴史や文化について学んだことは、ほとんどありません。学校の歴史の授業でも、江戸期の松前藩の存在や、アイヌ民族の文化など、僅かに触れた程度です。 ましてや、道東のオホーツク海を臨む土地。どんな人が暮らし、どの…

出会い旅のスケッチ1・・・網走オホーツク(前編)

今回から、「出会い旅のスケッチ」です。誰かを想い、何かと巡り合いながら、その地でなければ得ることができない出会いの旅。 このシリーズも、これまでの「気まま旅」や「歩き旅」と同様に、見たまま、感じたままの、旅の様子をお伝えします。 厳寒のまち …

歩き旅のスケッチ38・・・中山道、江戸道中と日本橋

中山道の終着点へ 荒川を渡ると、日本橋はもう目前。ここ数日間、歩き続けた身体には、疲労感が漂うものの、逆に気持ちは軽くなり、最後の区間を楽しみます。 中山道の最後の宿場は板橋宿。そして、巣鴨や本郷を通過して、一気に都心に入っていきます。 板橋…